80歳になる父は、母が入院していて、一人で暮らしています。
昨日 食料品を持っていって、少し話していると、
認知症を意識して、簿記の勉強をしていると言っていました。
エニアグラムでタイプ8の父は、パワーがなくなる事を
恐れていて、身体的にも、精神的にも、パワーを発揮できないことが
辛くもあり、それが、周りに影響を及ぼすパワーになることもあります。
自分自身にパワーをもって表現する事が大事なのです。
長年 簿記や会計学を教えてきて、
退職後もボランティアとか、非常勤で教えていました。
昨年、立って、授業が出来ない。
チョークを落とす。
歩けない。
など、脳梗塞もあり、最後のボランティアを辞めていました。
一人暮らしは、話すこともなく、
認知症には大敵です。
自分で簿記を教えられるように、また勉強を始めたけど、
「楽しませる役に立つ冗談のところを全く忘れている」と
話していました。
ハァ と しました。
メモはないと?
録音とかは?
「全部ないなぁ……」
という会話をしましたが……。
授業は、教えることも大切だけど、スクリプトが命という事を知りました。
講演や、学校での授業、コーチングのクラスコーチでも、
教えること自体だけでなく、
楽しくする。スクリプトを練るのが重要だとおもっています。
フィードバックがないと、人がどう感じているかは、知ることが出来ません。
この頃は、全て上手であるという事が、フィードバックの評価が高いとは
限らないと思っています。
どういう風に心の持ち方をもって、臨んでるいるか、大切なようです。
CTP(コーチ トレーニング プログラム)の8月クラスを終えて、
そこはフィードバックが戻ってきています。
やり方とかで、WEEK4は、少し、変えたほうが良いと感じていました。
その部分の指摘をしてくれた人は、高い評価をしてくれています。
もう少し変えた法がよいとか、
こちらの方が、わかりやすい、学びが多いという視点を
いつも持ち続ければ、良いという実感を持ちました。
学校の授業も、テキストもなく、自由にやれますが、
4コマの授業、クラスによって違いがあります。
教えて覚える授業ではないことは、
どちらにも通じます。
講演でもそうです。
伝えたいことと、感じて欲しいこと、学んで欲しいこと、
体感してほしいこと、実践して欲しいことが、
明確であれば、どこをとっても、在り方だと思いますね。
80歳の父の一言が、教師職とかの厳しさや、
それが楽しみとなる事に、気付かされた日でした。