2007年06月01日

◆性善説、性悪説、二元論から、性弱説をいれて一元論へ

こんなに、凶悪犯罪とか、毎日の殺人事件を聴いていると、
つい、人間って本来、悪をもっているのかと思いたくなります。

性善説や性悪説がありました。

よく似た経営理論に、
コーチングの説明で、よく使われるのが、ダグラス・マグレガーのXY理論があります。

辞書から引いた文章です。

 著書『企業の人間的側面』の中に登場する理論。著書の中で、権限行使と命令統制による経営手法をX理論として批判し、統合と自己統制による経営が、将来の良い経営手法となると主張。

X理論
「人間は本来なまけたがる生き物で、責任をとりたがらず、放っておくと仕事をしなくなる」という考え方。この場合、命令や強制で管理し、目標が達成できなければ懲罰といった、「アメとムチ」による経営手法となる。

Y理論
「人間は本来進んで働きたがる生き物で、自己実現のために自ら行動し、進んで問題解決をする」という考え方。この場合、労働者の自主性を尊重する経営手法となり、労働者が高次元欲求を持っている場合有効である。

 今は、通用するのかどうか分かりませんね。

僕は、性善説で、かつ、性弱説をとって、二元論で論じたり、
妥協点を見つけるより、良いかなぁと感じています。

 Y理論は理想像としてはよくても、性弱説の部分を、
きちんとさせることで、
企業の縦構造とコミュニケーション構造ができてくると思っています。

性の弱なる部分を、補える研修をしてみる。
姿勢は、やはり、性善説です。でも人間 弱くなることがある。
そこを、押さえておくと、経営的にはうまくいくのでは思っています。

 これは個人にも適応できるようで、
性善説をとりながら、弱い部分があることを織り込み済みにすることは、
コーチングでは、含まれています。

 性弱説という言葉を使って、言い替えでした。




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Posted by TAOコーチ at 20:09│Comments(2)コーチング
この記事へのコメント
人間って、良く判らないから「囲い込み」の様な社会が出来るんですよねえぇ~。 良く判らないから「何でも有り」と準備しておくと、被害も少ない。

もちろん、判っていれば良いようですが、必ずや次の「判らない不安」が目覚めるでしょう。 そんなもんですと一人合点しています。

それにしても、予想外の事件情報が社会を駆け巡っていますね。

これも、IT革命のオマケかも知れません。 

あえて、知らしめるべき報道とは思いませんが、事件をビジネス化する事で生活している人間もいるし、それを画面で観て対岸の火事ごときコメントを楽しむ職業も有るわけです。 しかし、最近の週刊誌などには「吐き気」をもよおす物が多くなって来た感じがしませんか?

人間らしさ、すなおな感情で判断できる事が正しいと思います。
Posted by ムササビ at 2007年06月03日 17:39
 ムササビさん、
おまけですか???

おまけ以上に、混沌としている状態が出来てきているように
思っています。

 何でもあり。はその通りですね。

 アメリカは、メディアリテラシー教育で、
メディアが正しいわけでないことを教育に取り入れている、
そこは、凄いと思います。

 日本は、視聴者が判断しつつあるような感じがしますが、
以前ほど、マスコミの報道の自由に、同調する人が減ってきたような感じです。



 

 
Posted by TAOコーチ at 2007年06月03日 20:30
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