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2007年10月08日

◆老人コーチング 怒鳴った日

 以前、両親の介護の事で、老人コーチングという
話を書いたことがありますが……。

 昨日は、入院中の母を外出させて、父を迎えて、食事に行きました。
と単純ですが、母は、今日は具合が悪いと言うことを無理に外出させました。
いつまでも、調子がよい時を待っていると、いつまでも外出もできないからです。

 一人暮らしの父の元へ、母も帰り、自分の部屋でなにやら、
洋服や、書類を整理したり、孫への誕生日のお小遣いをなんて
していました。

 妻と二人、両親をつれて、ケアハウスや、老人ホームなどを少し見学するようにしました。
父は、そのこと自体が嫌で、不機嫌でした。
 いろいろ言い始めて、怒鳴り始めたので、
しっかり、怒鳴り返しました。ほんとに、妻が僕の頭が切れてしまうのではと心配したそうです。
それくらい怒鳴りました。

 楽しい食事に、そんなところは見たくない父ですが……。
母が退院しても二人で暮らすことは無理のようです。
 そんな怒鳴り散らす父が問題でもあります。
話をすることが出来ないからです。

 それで、コーチングのコーチとしては、引き出すように、
答えや解決策や選択肢を父母で見つけて欲しいのですが……。
そうやってきました。この5年くらい。

 今日は、怒鳴りました、ほんとに、怒鳴って、頭が痛くなって、
自分でも頭が切れるかと思いました。

 楽しいことだけをしていて、企画して、それを楽しんでも、
何も解決策にはなりません。
 辛いことも、楽しくないことも、話し合わないと、
どなったり、二人の気持ちをそろえるように、してきましたが、
それも出来ない。と 怒鳴りました。
 
 いがいと冷静に怒鳴りました。頭が切れるようでありながら、
どこか、冷静さを持っていた自分があって、
怒鳴っている自分に支配されてはいませんでした。

 アクノリッジメント、承認する。褒める、引き出す。
でも叱ったりすることもアクノリッジメントです。

コーチングのアクノリッジメントは、存在していることを認める。という意味です。
子供だって、生徒だって、叱られることで存在を確認する人もいます。

 きょうは、どうだったか、わかりませんが、
老人ホームを見学して、そこにいる職員さんは、
どの施設も、親切で優しい人でした。
 そうはなれない自分を感じます。

 怒鳴って、怒鳴って、どう行動するかセルフコーチングしました。
成果は、二人が笑顔で食事をする機会を作る。
そのための選択肢ですから。

 こちらも少し 知識を得ました。

 食事の時に、今日の見学をネタに、
話をしました。

 怒鳴ったことをあやまりました。
父は、何となく納得。
母は、怒鳴ってくれて良かったという感じでした。

 どうなるか分からないけど、これからも、怒鳴ることはあるよ。
父は マイウエイであるくタイプ8です。
力を使いたがるタイプです。
 力で、対決しないと、相手を認めないタイプでもあります。
怒鳴りたくはないけど、力と力で対決しないと、進まない時もあります。
それが昨日でした。

 母を病院へ送り、父の食料品をかって、
送っていき、話をして、帰り着きました。

 長い一日でした。

 ここまで本気で、冷静で、でも頭が切れるほど、
怒鳴ったことは、あまりなかったなぁ。

 妻との喧嘩ではありますが……。  


Posted by TAOコーチ at 10:11Comments(4)ホリスティック医学