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2007年05月29日

◆沈黙

 本の処分をしていて、若い頃の遠藤周作の『沈黙』が出てきた。
キリシタンの殉教と背教、恐怖とか勇気とかを背景に、
 キリシタン弾圧の中の主人公の生き様を描いていてようです。

 そのころ、踏み絵を踏んでも 神は許してくださる。はずだ……。
だから 悩まなくて良いなんて簡単に処理していた気がします。

 コーチングに『沈黙』のスキルがあります。
クライアントに質問を投げかけてたときに、黙り込む場面が起こります。
 しっかり、考えて、自分の答えを探しているときでもあります。

 ポンポンポンという会話の流れのキャッチボールで、
自分で気づいていく場合も多いのですが、
沈黙は、コーチにとって、怖いモノです。

 的確な質問だったのか、アンテナが違っていたのか、
なんて考えたりしてました。

 今は、沈黙は大切で、その場面での出てくる答えが、
楽しみです。
 
 僕たちは 沈黙にたえられない事が多いようです。
場を盛りあげるとか、会話がつづいてる方が活気があるように感じがちです。

 沈黙からの答えをきちんと受け止めて、
そこから新たな会話を始めるのは効果的です。

 クラスコーチしていると、電話会議なので、
声が上がらないと、怖いし、戦々恐々(笑い)してますが、
しっかりかが得ている方も多いのが特徴です。

 待てなくて、次の質問を覆い被せると、
沈黙の時間の思考がとぎれてしまいます。

 難しいですね。
『間』という日本文化の世界で~す。  


Posted by TAOコーチ at 16:42Comments(0)コーチング