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2007年09月06日

◆「察してくれぇ……」 以心伝心の日本文化

 以心伝心という言葉があります。
元々は、仏教、禅語で、言葉や文章によらずに、心から心へ伝える。
奥義は心で悟る。という事からきています。

 言葉を使わなくても、心が通じあう。という世界観ですが、
それが、日本の文化として発展したのは、
ご存じのように、島国で、一応は一民族の日本だから育ったことだと思います。

 コーチングでも、アメリカで育ったのは、他民族で、元々、発言しないと、
伝えることが出来ない世界だからだと思っています。
 ディベートとかが発達した要因でもあります。

 それがいつのまにか、単一民族と高度成長が、自分の気持ちを「いつも察してくれ」という
世界観に育っていたようです。
 男尊女卑とか、言われる世界観もそこから出てきたようです。

 今のビジネス社会、家族生活、以心伝心の部分もあっても、
それはアメリカを含め全世界にあることであって、
 グローバルにサラされた日本は、以心伝心の文化が底流にあるが故に、
苦しみ人が増えているように感じます。

 以心伝心されずに、気持は伝えないと伝わらないのです。
コーチングのスキルの一つである、承認 アクノリッジメントのいう語源は、
存在を認めるところに肝がありますが、
以心伝心の意味は局解され、何でも分かってくれて当然という世界観になっているように感じます。

 察してくれる、思いやりは大切だけど、
それを、人に要求して、自分が察する気持がなくなるのが、
怖いですね。
 
 それであっても、以心伝心という文化の底流が悪いことにはなりません。

 きっと、コーチングも 武道のように、『道』になるのかもしれません。

 そのうちに、『DOJO(道場) コーチング』という 勉強会を始めたいと考え始めています。



  


Posted by TAOコーチ at 07:36Comments(0)コーチング